お肌ってどうなってるの?
こんにちは*
元美容部員・現在ライターとして活動している北口ちかこです♪
突然ですが、お肌はどのような構造をしているかご存知ですか?
お肌の構造・役割を知ることで肌トラブルを防ぐことができたり、肌トラブルが起きたときにどこにアプローチした良いかわかったちするので知ってて損はしません*
人間のお肌は3層構造になっていて上から
表皮・真皮・皮下組織
となっています。今回は表皮についてお伝えしていきたいと思います!
表皮は上から
角層・顆粒層・有棘層・基底層
に分かれていますが、その厚さはわずか0.06~0.2㎜! 表皮の役割はターンオーバー(新陳代謝)することでお肌の生まれ変わりを助けてくれること、そして外部刺激からお肌を守ることです。
それでは角層の役割を詳しく見ていきましょう!
【角層】
角層は0.02㎜からなり、お肌の一番上にある層です。例えて言うならサランラップ1枚分! かなり薄い…というイメージですが、角層はとっても重要な働きをしてくれているんですよ♪
人間は60兆個の細胞でできていると言われますが、角層は平べったく無核の細胞が重なり合って成り立っています。無核というのは細胞核がない、ということです。つまり死んだ細胞、ということですね。一般的なお肌で10~14層重なってると言われています。
この10~14層重なった細胞がお肌の水分を保ち外からの刺激から守ってくれているんです* 角層の理想の水分保持率は20%前後といわれています。乾燥が気になる方は角層の水分が不足している可能性があります!
しかし死んだ細胞がどうしてお肌にくっついているの? と不思議に思われた方もいると思います。角層がどうしてお肌表面にくっついているかというと、細胞同士をつなぎとめてくれる保湿成分があるからなんです! それぞれとっても大切な成分ですのでご紹介します*
①細胞間脂質
細胞間脂質は文字通りですが、細胞と細胞の間を埋めてくれる脂質です。つまり、細胞同士を強く結びつけてくれる働きがあるんですね。この細胞間脂質のおかげで細胞と細胞がはがれにくくなっているんです! 乾燥を防いでくれるだけでなく、水分を肌内部にしっかり抱えこんでくれるんです♪ 細胞間脂質の主な成分はセラミドとコレステロールになります。
②NMF
角層にある水分保持にとっても大切な成分です。天然保湿因子と呼ばれるほどお肌を保湿するに重要な役割を担っています。主な成分はアミノ酸・尿素・ミネラルなどが挙げられます*
③皮脂膜
角層の上にある弱酸性の膜のこと。皮脂と水分がお肌の上で混ざり合ってできる天然のクリームとも言われています。角層の上に膜をしっかり張ってくれるので角層の水分蒸散を防いでくれるんです。それだけでなくお肌にとって悪いモノの侵入を防いでくれるバリア効果もあるんです♪ それは皮脂膜が弱酸性だから! 弱酸性に保つことで殺菌効果が生まれ、お肌を有害なものから守ってくれるんです。
ここまではお肌の一番上の部分、角層についてお伝えしました!
角層だけでも大切な役割がたっくさんあることがわかると思います♪ 次回は顆粒層・有棘層・基底層についてお伝えしますので、どうぞお楽しみに♡